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プロ野球の成功背番号、打者は奇数番号で投手は18や11

背番号の「法則」が変わってきた

 プロ野球の背番号といえば、大型新人なら1ケタ番号を身につける。そんな法則が最近、崩れようとしている。たとえば、今オフ最も注目されていた、日本ハム入りが決まった清宮幸太郞の背番号は「21」という拍子抜けする番号だった。データ上、「大成する背番号」はあるのだろうか。

『プロ野球なんでもランキング』などの著書があり、野球のデータに詳しいジャーナリスト・広尾晃氏の協力のもと、過去のタイトルホルダーの背番号を調べると、興味深い結果が出た。

「本塁打王を獲得した選手の背番号で一番多かったのは『1』(17回)、次点が『3』(16回)、3番目が『5』と『6』(いずれも10回)で、奇数の背番号のほうが圧倒的に多かった。首位打者は『3』と『6』が1位(いずれも14回)と差はついていないが、打点王も1位は『3』(23回)など奇数が優勢で、打者は奇数の背番号のほうが総じて結果を残しているといえます。清宮選手がつける『21』はこれまで打撃タイトルを獲得した選手は1人もいませんが、奇数番号。新しい歴史をつくる可能性は十分ある」

 投手についても、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の歴代タイトル保持者がつけていた背番号を調べた。

「3部門とも1番多かった背番号は『18』。藤田元司、堀内恒夫、桑田真澄といった巨人の歴代エースに加え、近年では松坂大輔、前田健太、田中将大といった面々が並ぶ。いずれも2位は斎藤雅樹、村山実、ダルビッシュ有や大谷翔平がつけた『11』。3部門で30番以上の背番号が5位以内にランクインしたのは奪三振3位の『34』(金田正一、山本昌など)だけ。投手は10~20番台の『エースナンバー』をつけた選手が今でも強い傾向がうかがえる」(同前)

※週刊ポスト2017年12月15日号

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