芸能

広瀬すずの強運と大胆さ「2020年には国民的女優」という声も

めざましい活躍が続く広瀬すず

 今、もっとも注目を集める10代女優といえば、その筆頭は広瀬すず(19才)だろう。20才となる来年以降もますます飛躍が期待されるが、その魅力はいったいどこにあるのか、今一度考えてみたい。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 先日、2019年4月スタートの朝ドラ『夏空-なつぞら-』(NHK)主演に広瀬すずさんが決定しました。20歳という女優として区切りの年に、記念すべき朝ドラ100作目のヒロインを務めることから、「広瀬すずは“持っている”」という声が挙がっています。さらに、朝ドラが成功したあかつきには、国民的女優として翌年の東京オリンピックを迎え、選手たちにエールを送る姿が見られるでしょう。

 もちろん広瀬さんの実力によるところも大きいのですが、ここまでの足取りを見ても、「持っている」と思わせる強運が何度もありました。

 姉・広瀬アリスさんのイベントを見に行ったときに所属事務所の社長からスカウトされ、2012年には断り切れずに受けた『ミスセブンティーン』でグランプリを獲得。すぐにCM、ドラマ、映画への出演が決まったほか、2015年には『学校のカイダン』(日本テレビ系)で早くも連ドラ主演を飾りました。

 ドラマ終了直後に、映画『海街diary』でカンヌ国際映画祭デビュー。同作で是枝裕和監督から「台本を渡さない」という独自の演出を経験し、数か月後にも映画『怒り』で李相日監督から厳しい演技指導を受けるなど、立て続けに名匠たちとの出会いに恵まれました。

 2016年には映画『ちはやふる』で単独初主演を飾り、今年は『上半期TV-CMタレント会社数ランキング』1位に輝くなど順風満帆。来年1月期には名作『Mother』『Woman』などを手がけた強力スタッフの新ドラマ『anone』(すべて日本テレビ系)で主演を務めることが決定しています。

 正式発表こそされていませんでしたが、業界内では「当初、『学校のカイダン』と『ちはやふる』の主演は能年玲奈が筆頭候補だった」という定説があるなど、これまで何度となく広瀬さんの強運ぶりがささやかれてきたのです。

◆キス、絶叫、ベリーショートの大胆さ

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト