芸能

吉岡里帆は意識高い系 いまの彼女は多くを語りすぎている

吉岡里帆は機能美な人のはず(イラスト/ヨシムラヒロム)

「Yahoo!検索大賞2017」の女優部門賞に吉岡里帆が選ばれた。検索大賞の概要をみると、「この一年間で、多くの国民に支持され、前年と比べ検索数がもっとも急上昇した人物、作品、製品に贈られる賞」とある。検索とは残酷な行為だ。その人やモノに対して好意や高評価をもたなくても検索はさかんになされる。イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が、女優・吉岡里帆の検索人気と、若手女優のドーナツ化現象についてつづる。

 * * *
 担当編集Yは言った「いやぁ、再来年なにしてるか分からないですよ」

 僕は言った「アナタに里帆のなにがわかるんですか!」

 この不毛なやりとりが展開されたのが先日。

 この「里帆」とは、女優の吉岡里帆。僕にとって2017年とは、誰彼構わず「吉岡里帆って知ってますか?」と熱弁した年であった。

 今まで20人以上のメンズと吉岡里帆についてのトークセッションを重ねた。「キライ」と答える人は皆無で、全ての男性が「吉岡里帆がスキだ」と答える。

 芸人の友人は「あの芋っぽい感じがいいよね」

 編集者の知人は「手が届きそうな感じ」

 と語った。「よくその顔で言えるな!」と思いつつも、分からなくもない里帆観。つまり、男性陣にとって吉岡とはそーいった存在なのである。

 反対に、女性人気は低く「スキ」と答えた人はいない。「まぁ、かわいいよね」と話すが、その顔はブルー。執拗に聞けば「女として絶対に勝てないからヤダ」という本音も漏れる。前出の担当編集者Yも女性。「吉岡里帆はうすっぺらい」と繰り返していた。

 吉岡里帆とは手が届きそうで届かない、男が求める「理想の彼女」を具現化した存在なんだ。

 また、彼女の魅力は身体にも表れる。天真爛漫なルックスに、似合わないエロい肢体。豊穣な胸と白い肌、胸から腰にかけての曲線は芸術的である。指でなぞりたくなる微妙に割れた腹筋も芳しい。

 雑誌のカバーを飾る吉岡里帆を見つけては購入するLife。僕は、彼女のページだけカットしスクラップブックを製作していた。

 そんな最中の日曜日。

 友人から「『ごめん、愛してる』見てる? 吉岡里帆ヤバイよ」とLINEが届く。

『ごめん、愛してる』とは2017年7月9日から9月17日までTBS系「日曜劇場」 で放送された恋愛ドラマ。主演はTOKIOの長瀬智也、そしてヒロインを演じたのは吉岡である。

 里帆の本分が、グラビアではなく女優だとは知っていた。しかし、彼女の演技には全く興味がなく『あさが来た』『ゆとりですがなにか』『カルテット』といった出演作は一切見ていない。

「ナニがヤバイのか?」とチャンネルをTBSに合わせる。長瀬智也が病気で倒れるシーンが流れてた。「大丈夫?」と駆け寄る吉岡里帆。

 ものの数秒で分かった、演技力がヤバイのである。しかも、良い方の「ヤバイ」ではなく「ヤバイ」ほどに低い。初見、冗談抜きで「芝居くさい演技が求められる」妄想シーンかと思ったほどに。

 その後『ごめん、愛してる』を全話鑑賞。彼女の演技は総じてズレていた。見ている方が恥ずかしくなるほどに。

 共演の池脇千鶴の演技がまた上手く、一緒に映るシーンの落差はパナいんだ。

 続けざまに他の作品も鑑賞したが、優れた演者であるとは口が裂けても言えないレベル。現時点での演技力は、並以下だと思う。

 しかし、吉岡里帆は誰よりも「演技論」を語るのが好き。

関連記事

トピックス

WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《独特すぎるゴルフスイング写真》“愛すべきNo.1運動音痴”WEST.中間淳太のスイングに“ジャンボリお姉さん”林祐衣が思わず笑顔でスパルタ指導
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
「どうぞ!あなた嘘つきですね」法廷に響いた和久井被告(45)の“ブチギレ罵声”…「同じ目にあわせたい」メッタ刺しにされた25歳被害女性の“元夫”の言葉に示した「まさかの反応」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
遠野なぎこと愛猫の愁くん(インスタグラムより)
《寝室はリビングの奥に…》遠野なぎこが明かしていた「ソファでしか寝られない」「愛猫のためにカーテンを開ける生活」…関係者が明かした救急隊突入時の“愁くんの様子”
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)が犯行の理由としている”メッセージの内容”とはどんなものだったのか──
「『包丁持ってこい、ぶっ殺してやる!』と…」山下市郎容疑者が見せたガールズバー店員・伊藤凛さんへの”激しい憤り“と、“バー出禁事件”「キレて暴れて女の子に暴言」【浜松市2人刺殺】
NEWSポストセブン
目を合わせてラブラブな様子を見せる2人
《おへそが見える私服でデート》元ジャンボリお姉さん・林祐衣がWEST.中間淳太とのデートで見せた「腹筋バキバキスタイル」と、明かしていた「あたたかな家庭への憧れ」
NEWSポストセブン
先場所は東小結で6勝9敗と負け越した高安(時事通信フォト)
先場所6勝9敗の高安は「異例の小結残留」、優勝争いに絡んだ安青錦は「前頭筆頭どまり」…7月場所の“謎すぎる番付”を読み解く
週刊ポスト
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン