「若い頃から博打が大好きな昔気質の左さんは、細かいことは気にしない朗らかな性格と、あのクシャクシャな笑顔で誰からも愛されてきました。森光子さんとは“お母さん”“とんとんちゃん”と呼び合う仲で、左さんはよく森さんに博打のお金を借りてました(笑い)。今から30年以上前、森繁久彌さんの舞台中に博打で捕まって降板するのですが、謹慎後に復帰のチャンスを作ったのも森繁さんだった。萩本欽一さんも、“今の自分がいるのは左さんのおかげ”と言い、コロッケさんも左さんを“師”と仰いでいます」(前出・左の知人)
そんな左が急性心筋梗塞で倒れたのは、昨年6月のことだった。
「自宅で倒れて救急車で病院に運ばれ、すぐに手術を受けました。心臓に近い太い血管が詰まってしまっていたので、カテーテル手術で血流を取り戻し、2、3日で危機的な状況からは脱しました。しかし、その後に誤嚥を起こしてしまい、もともと肺気腫気味で弱っていた肺がダメージを受けた。酸素吸入の機械を使って呼吸を維持しなければならない状態が続いているそうです」(芸能関係者)
病院に運び込まれてから7か月、今も入院が続いている。
「年齢もいっていますし、ずっと寝たきりの状況なので、足腰の筋肉が衰えてしまっていて、リハビリにもかなり苦労しそうです。意識はあるそうですが、はっきり声を出してしゃべれる状態ではないようです。芸能界の親しい友人たちも、お見舞いは控えているようですね」(前出・関係者)
ゴルフが大好きで、シングルの腕前を誇っていた左は、かねてから「85才までプレーしたい」「そのためには健康で、長生きしないと」と語っていた。元気に回復して、再びあの味のある名演技を見せてほしい。
※女性セブン2018年2月1日号