2015年10月の新聞広告


 躍進の裏にあった攻めの姿勢を教育評論家・尾木直樹氏はこう分析する。

「とても強烈で広報戦略として見事だと思います。抽象的な言葉を使わず、ユニークな切り口で見る人一人一人に訴えかけている。昔から“実学の近大”と言われていましたが、広告でもそれを新しい感覚で打ち出しています。普通ならこのような広告は教授会の反対に遭って採用されません。近大の場合は、ただ奇抜にPRするだけではなく、そこに実力・実体があるから成功しているのでしょう」

 受験戦争と同じく、大学間で繰り広げられる「受験生獲得戦争」もなかなか熾烈なのだ。

※週刊ポスト2018年1月26日号

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