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2018.01.22 07:00  週刊ポスト

立川こしらは遊びとオリジナル演出の匙加減が絶妙な異端児

 もちろんそこまで遊ぶのは「集い」だけ。たとえば11月には「集い」の3日後になかの芸能小劇場でも独演会があって、こしらは『子ほめ』『寿限無』『桃太郎』『抜け雀』の4席を披露。どれもヒネリが利いたオリジナル演出で、特に『抜け雀』は次から次へと絵師の一族が現われては絵に描き加えていく破天荒な展開ながら、あくまでも「改作落語」の範囲内。この辺の匙加減がこしらのクレバーなところだ。

 師匠の立川志らくから「ふざけるにもほどがあるが、ふざけないよりまし」との言葉を頂戴した「落語界の異端児」こしら。かつてレギュラーで二人会をやっていた春風亭一之輔に負けじと昨年12月には「サンデー・ジャポン」(TBS系)初出演も果たし、いよいよ快進撃が始まる!

●ひろせ・かずお/1960年生まれ。東京大学工学部卒。音楽誌『BURRN!』編集長。1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日ナマの高座に接している。『現代落語の基礎知識』『噺家のはなし』『噺は生きている』など著書多数。

※週刊ポスト2018年2月2日号

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