ライフ

港区女子 ハイスペ男性と「2度と会わない」と決めた瞬間

男性からの「NGな連絡」を明かす吉川氏

 実業家や業界人といったハイスペック男性をつかまえるべく、夜な夜なキラキラした飲み会を開く「港区女子」が話題になっている。男性たちは、高級な食事やプレゼントを駆使して、女性を口説き落とそうとする。現役の港区女子で、「月間100人」の合コン経験を通じて多くの男性を見てきたコラムニストの吉川リサコ氏が、港区女子がハイスペ男性と「もう会わない」と決める瞬間について解説する。

 * * *
 その日私は、ザ・リッツ・カールトンの大きな部屋から東京タワーを見ていた。赤くライトが灯されて、いつ見てもドキドキする東京のシンボル。そして、東京タワーからほのかに届くライトに照らされてなのか、単にのぼせ上がって紅潮しているのか、赤ら顔でこちらを見つめていたのは、好きでもなければタイプでもない男だった。

 こんなはずではなかったのだ。

 しかし、断れなかった。当時私は学生で、2週間前に業界人との飲み会をした時に泥酔してしまい、その時ご丁寧に家の前まで送ってくれたプロデューサーをしているらしいテレビ局員と連絡先を交換した。

「遅いのにわざわざ家まですみません」という私に、「大丈夫、睡眠時間が人生で一番の無駄だから。しかもこんなに酔っていたら、ちゃんと帰れたか心配してるより家の前に送った方が早いから」

 とても紳士であった。お礼をしなくてはと思っていた矢先、食事の誘いで会うことになった。

 場所は東京ミッドタウン。待ち合わせまでハッキリ顔を思い出せないくらい酔っていたが、なんとなく山田孝之を太らせた感じ?と思い出しながら、予約名を伝えると、山田孝之を太らせ、さらにずんぐりむっくりにしたような男が座っていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン