芸能

月9『海月姫』 視聴率低迷も芳根京子はハマり役という声

芳根京子が主演する『海月姫』(公式HPより)

 第3話の平均視聴率が5.9%と、低迷が止まらない月9『海月姫』(フジテレビ系)。そんななかで、キラリと光るのはヒロイン月海を演じる芳根京子(20)の演技だ。芳根にとって、この役はハマり役だとコラムニストのペリー荻野さんは指摘する。視聴率浮上のきっかけとなるか。ペリーさんが芳根の演技について綴る。

 * * *
 芳根京子はいつも「心配顔」をしている。少なくとも私が目撃した限りはそうであった。朝ドラ『花子とアン』では、自分の生き方わ貫く母蓮子(仲間由紀恵)の娘、『表参道高校合唱部!』では廃部寸前の合唱部を心配する高校生、そして主演した朝ドラ『べっぴんさん』でも、出征して戻らぬ夫、戻っても暗い顔の夫、乳飲み子の子育て、子供服ビジネスのあれこれ、始終、何かを心配していた。どこか押しが弱く、強く押されるとしゅんとしてしまう印象だ。

 しかし! そんな「弱腰」「心配顔」が最大限に活かされる役に巡り合ったのである。月9の『海月姫』だ。

 役柄は、クラゲの絵ばかり描いているクラゲオタクの月海。おさげに眼鏡、化粧っ気ゼロで地味な服装で「尼~ず」と呼ばれるほかのオタク女子たちと男子禁制の共同生活を満喫している彼女は「おしゃれ人間は怖い」と、街に出ると腰が引けて、くの字になってしまう。なんだかもう、心配顔のためにあるようなキャラクターなのだ。

 案の定、芳根京子はこの役がとってもうまい。突如、目の前に現れたおしゃれな女装男子・蔵之介(瀬戸康史)に振り回され、連れ出されるたびにおどおどと震えっぱなしだ。

関連記事

トピックス

何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
NHKの牛田茉友アナウンサー(HPより)
千葉選挙区に続き…NHKから女性記者・アナ流出で上層部困惑 『日曜討論』牛田茉友アナが国民民主から参院選出馬の情報、“首都決戦”の隠し玉に
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト