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カンニング竹山 「本音で語れる数少ないコメンテーター」評

 2つ目の理由は、強烈なコメントを自覚的にしていること。

 竹山さんの発言は、今やネットメディアが最も反応するものになりました。実際、竹山さんの出演日は、すぐに記事を起こせるよう書き手たちが臨戦態勢。竹山さん自身、書かれることや、そのことで「番組が注目されて貢献すること」を意図した上でコメントしています。

 現在、平日の午前から夕方までほとんどの時間帯で、各局がワイドショーを横並び放送するなど、競争は激化する一方。どの番組も同じテーマを扱うことが多いこともあって、「いかにコメントで注目を引きつけて、リアルタイムで見てもらうか」が重要なのです。

 その点、竹山さんに対する視聴者のインパクトは日を追うごとにアップ。「竹山ならどんなことを言うんだろう」「こんなことを言ってくれるのではないか」などの興味や期待感が生まれつつあります。

 3つ目の理由は、バラエティー番組で積み上げたイメージ。

竹山さんの芸風と言えば、いわゆるキレ芸であり、その顔を見ただけで何かに噛みつく姿がイメージできるのではないでしょうか。つまり視聴者は竹山さんが番組出演しただけで、自動的に「この人、何かにキレる」という感覚になり、受け入れ態勢が整っているのです。

 近年のワイドショーは、事件、事故、不祥事などキレるべきテーマが多いだけに、竹山さんにとって追い風の状況。他の芸人のように笑いで受け流すこともなく、はっきり言い切るため、視聴者は「竹山、よく言ってくれた」という心境になりやすいのです。

 さらに、竹山さんがバラエティー番組で積み上げたイメージで注目したいのは、「ぞんざいな扱いを受ける」という2番目の芸風。後輩芸人から雑なイジリ方をされ、いいように使われてしまう悲しくも可笑しい姿が、“コメンテーター・カンニング竹山”を見る視聴者の目を寛容にさせています。

◆悲しい過去を乗り越えた波乱万丈の人生

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