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2018.02.04 07:00  NEWSポストセブン

カンニング竹山 「本音で語れる数少ないコメンテーター」評

 もう一歩バックボーンを掘り下げると、竹山さんは「芸で笑わせる」というより、「出てきただけで笑ってしまう」という芸人の多い芸能事務所・サンミュージックの筆頭格。良い意味で、視聴者に芸能人としてのオーラを感じさせないため距離感が近く、身近なニュースを斬ることに違和感はないのです。

 そして忘れてはいけないのは、相方の中島忠幸さんを失った悲しい過去。竹山さんは小学校の同級生だった中島さんを病気で失って以降、新たな相方を探さず、コンビ名のカンニングを芸名に入れたまま1人で活動し続けてきました。

 さらにさかのぼると、竹山さんの父親は事業家で裕福な家庭の「お坊ちゃま」として育ったものの、会社が倒産し、一転して借金生活に突入。その後も父親の事業が浮き沈みしたほか、竹山さん自身も多額の借金を作ってしまうなど、波乱万丈の日々を送ってきただけに、コメンテーターに求められる人生経験は他の芸人以上と言えるのです。

 竹山さんは「俺、ここ2年くらいバカみたいにワイドショーばっかり出てんのよ」と自ら語っていました。本来、笑いを取りたい芸人が言いたくないであろうこともポロっと言ってしまうのは、育ちの良さであり、悲しみや苦しみをひと通り経験してきた今だからなのかもしれません。

【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

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