国内

眞子さまご結婚延期 落とし所は「小室さん側からの辞退」

ご結婚延期の先に待つものは?

 秋篠宮家の長女・眞子さまと、大学時代の同級生・小室圭さんとの結婚関連行事が、2020年に延期されることが発表された。当初の予定から、2年ほど延期されることとなる。

 2年という月日は、お互いを想い合い、1度は婚約まで発表した20代中盤のふたりにとっては、途方もなく長い時間に感じるだろう。

「陛下の退位と皇太子さまの即位という大きな行事が来年に控えていることもありますが、その間はいうなれば『冷却期間』。小室さんや母親の佳代さんの抱える問題をクリアする時間的な余裕もできます。一方で、現在の両家の溝が埋まらなかったり、ふたりの気持ちに変化が起きたときには、“すべてを振り出しに戻す”という選択肢も残されているそうです」(皇室記者)

 もしそうなった場合、2年後には陛下が退位されていることが大きな意味合いをもつ。昨年9月3日の婚約内定会見に先立って、同日朝、眞子さまは陛下から結婚の許しをいただく「裁可」を受けられた。

「裁可には法的拘束力はなく、あくまで天皇家内部での私的な手続きです。とはいえ、一度陛下が許しを出された結婚を覆すとなれば、“陛下の判断が間違っていた”ということにもなりかねない。しかし、延期という形を取り、仮に破談という結果になったとしても、陛下が退位された後ならば陛下のご判断が問われずに済むという遠謀が働いたのではないでしょうか」(宮内庁関係者)

 実際、皇室において破談の前例はある。

「かつて、久邇宮家の朝融王と酒井伯爵家の令嬢・酒井菊子は、大正天皇の許しを得ながら後に婚約を解消しました。菊子の男性関係という出所不明の噂を耳にした朝融王が一方的に破談を迫りましたが、最終的に酒井家側が辞退しました。前例に照らすならば、小室さん側からの辞退という形が、落としどころになるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

 本来であれば、国全体が祝福ムード一色に包まれるはずだった。美智子さまも同様に、初孫の眞子さまの幸せを願われていたことだろう。

「小室さんにまつわる報道が出るたび、美智子さまは側近に“どういうことなのでしょうか?”とお聞きになっていたといいます。美智子さまも、できるならば眞子さまの願う未来が訪れることを望まれているはずです。ですが最近は、もし破談となったら、眞子さまの心にどれほどの傷跡が残るか。そういったことにまで思いを馳せられているといいます」(前出・宮内庁関係者)

 若いふたりは、自分たちの意志だけでは乗り越えられない荒波にのまれようとしている。嵐の先は、まだ誰にも見えない。

撮影/雑誌協会代表取材

※女性セブン2018年3月1日号

関連記事

トピックス

志村けんさんが語っていた旅館への想い
《5年間空き家だった志村けんさんの豪邸が更地に》大手不動産会社に売却された土地の今後…実兄は「遺品は愛用していた帽子を持って帰っただけ」
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日のなかベビーカーを押す海外生活》眞子さん、苦渋の決断の背景に“寂しい思いをしている”小室圭さん母・佳代さんの親心
NEWSポストセブン
自殺教唆の疑いで逮捕された濱田淑恵被告(62)
《信者の前で性交を見せつけ…》“自称・創造主”占い師の濱田淑恵被告(63)が男性信者2人に入水自殺を教唆、共謀した信者の裁判で明かされた「異様すぎる事件の経緯」
NEWSポストセブン
米インフルエンサー兼ラッパーのリル・テイ(Xより)
金髪ベビーフェイスの米インフルエンサー(18)が“一糸まとわぬ姿”公開で3時間で約1億5000万円の収益〈9時から5時まで働く女性は敗北者〉〈リルは金持ち、お前は泣き虫〉
NEWSポストセブン
原付で日本一周に挑戦した勝村悠里さん
《横浜国立大学卒の24歳女子が原付で日本一周に挑戦》「今夜泊めてもらえませんか?」PR交渉で移動…新卒入社→わずか1年で退職して“SNS配信旅”を決意
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン