芸能

気象予報士・森田正光 名古屋人の見栄っ張りは欠点だが必要

名古屋市出身の気象予報士・森田正光さん

 都市ブランド・イメージ調査で「行きたくない街No.1」になったことがある名古屋市。しかし、2016年度には推計4727万人の観光客が訪れ、過去最高を記録するほどになった。そんな名古屋市の魅力について、名古屋市出身の気象予報士・森田正光さん(67才)が語った。

 * * *
 昔から名古屋はいい街なんですよ。観光客数が史上最高を突破したのは、それが改めて日本中に知られたからだと思います。

 やっぱり名古屋って“中途半端な街”だからいいんです。東京と大阪の中間にあって、代表的な観光地もない(苦笑)。でも、中途半端だから、都会なのに田舎の文化が残っている。だから人間関係も濃密。

 都会にもかかわらず、一度親しくなれば、ずっと親切にしてくれて、温かい。その代表例が喫茶店文化だと思う。また名古屋訛りも温かみがあって優しさを感じますよね。

 ただ、名古屋人はひねくれていて、例えば東京を訪れて、スカイツリーを見たとするでしょ。その場では「たいしたことねえわ」とけなすんですが、まだスカイツリーを見たことのない人に伝えるときには「とにかくでかくて、スゴい」と自慢として語る。この辺が名古屋人の難しいところ。

 だから、今回の観光客数のニュースも表面的には「たいしたことねえ」って言うと思うんです。でも、内心はむちゃくちゃ喜んでいるはず。「やっとわかったか!?」って(笑い)。この見栄っ張りなところは名古屋人のダメな部分だと思うんですが、モチベーションを上げるには必要な気もする。

 やっぱり名古屋には独自の文化を保ち続けてほしい。それが今後の名古屋の発展に繋がると思うんです。

※女性セブン2018年3月8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷が語った「遠征に行きたくない」の真意とは
《真美子さんとのリラックス空間》大谷翔平が「遠征に行きたくない」と語る“自宅の心地よさ”…外食はほとんどせず、自宅で節目に味わっていた「和の味覚」
NEWSポストセブン
歌手・浜崎あゆみ(47)の上海公演が開催直前で突如中止に
《緊迫する日中関係》上海の“浜崎あゆみカフェ”からポスターが撤去されていた…専門家は背景に「習近平への過剰な忖度」の可能性を指摘
NEWSポストセブン
逮捕された村上迦楼羅容疑者(時事通信フォト)
《闇バイト強盗事件・指示役の“素顔”》「不動産で儲かった」湾岸タワマンに住み、地下アイドルの推し活で浪費…“金髪巻き髪ギャル”に夢中
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年12月3日、撮影/JMPA)
《曾祖父母へご報告》グレーのロングドレスで参拝された愛子さま クローバーリーフカラー&Aラインシルエットのジャケットでフェミニンさも
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《約200枚の写真が一斉に》米・エプスタイン事件、未成年少女ら人身売買の“現場資料”を下院監視委員会が公開 「顧客リスト」開示に向けて前進か
NEWSポストセブン
指示役として逮捕された村上迦楼羅容疑者
「腹を蹴れ」「指を折れ」闇バイト主犯格逮捕で明るみに…首都圏18連続強盗事件の“恐怖の犯行実態”〈一回で儲かる仕事 あります〉TikTokフォロワー5万人の“20代主犯格”も
NEWSポストセブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《広瀬すずのぴったりレギンスも話題に》「アスレジャー」ファッション 世界的に流行でも「不適切」「不快感」とネガティブな反応をする人たちの心理
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
《スクープ》“連立のキーマン”維新国対委員長の遠藤敬・首相補佐官が「秘書給与ピンハネ」で税金800万円還流疑惑、元秘書が証言
NEWSポストセブン
2018年、女優・木南晴夏と結婚した玉木宏
《ムキムキの腕で支える子育て》第2子誕生の玉木宏、妻・木南晴夏との休日で見せていた「全力パパ」の顔 ママチャリは自らチョイス
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
《雅子さま、62年の旅日記》「生まれて初めての夏」「海外留学」「スキー場で愛子さまと」「海外公務」「慰霊の旅」…“旅”をキーワードに雅子さまがご覧になった景色をたどる 
女性セブン
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン