芸能

とんねるずに「見送りの拍手はいらない」と語る識者の真意

数々の名物企画を生んだ『とんねるずのみなさんのおかげでした』(公式HPより)

 3月いっぱいで30年の歴史に幕を閉じる『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)。とんねるずをデビュー直後から見てきたコラムニストのペリー荻野さんが改めて「みなおか」の凄さについて考察する。

 * * *
 最終回に向けて、『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、名物企画のファイナル版を放送している。すごいのは、ファイナルだから力が入っているというよりも、通常通り、または昔と同じにやってものすごく面白いってことだ。

 芸人たちのムダな特技を披露するという「ムダ・ベストテン」では、カンニング竹山が箱に手を突っ込んで平然と中身を当てるという特技でサソリをつかみ出して大騒ぎ。大久保佳代子は、早見優風のカツラとミニドレスで『夏色のナンシー』をイエイ!と歌いながら暗算をしてみせる。

 栄えある第1位は、荻野目洋子が『ダンシングヒーロー』を歌い踊る後ろで水槽に沈んだ江頭2:50がどれだけいっしょに踊れるかを計測するという息止め特技。見事、息止め新記録を達成して、企画のファイナルを締めくくった。
 
 しかし、この前の週に放送された『とんねるず大反省会』企画には、若干違和感を覚えたのも事実。これまでとんねるずにさまざまな被害を受けてきた芸人、スタッフが直接本人に文句を言うという1時間。思った通り、買わせる企画で1600万円ものポルシェを買わされたバナナマン日村やスキがあると石橋にバリカンでもみあげを剃られたノッチなどが苦情を連発。石橋に「ブス」と呼び続けられ、ついには鼻に詰め物をされた姿で歌まで歌わされたフジの山崎夕貴アナも「こんなに人生でブスって言われたことないです」と訴えていた。

関連記事

トピックス

佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
「秋の園遊会」に出席された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《秋の園遊会》 赤色&花の飾りで“仲良し”コーデ 愛子さまは上品なきれいめスタイル、佳子さまはガーリーなデザイン
NEWSポストセブン
(写真/アフロ)
《155億円はどこに》ルーブル美術館強盗事件、侵入から逃走まで7分間の「驚きの手口」 盗まれた品は「二度と表世界には戻ってこない」、蒐集家が発注の可能性も 
女性セブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
ミントグリーンのワンピースをお召しになった佳子さま(写真はブラジル訪問時。時事通信フォト)
《ふっくらした“ふんわり服”に》秋篠宮家・佳子さまが2度目の滋賀訪問で表現した“自分らしい胸元スッキリアレンジ”、スタイリストが解説
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
相撲協会と白鵬氏の緊張関係は新たなステージに突入
「伝統を前面に打ち出す相撲協会」と「ガチンコ競技化の白鵬」大相撲ロンドン公演で浮き彫りになった両者の隔たり “格闘技”なのか“儀式”なのか…問われる相撲のあり方
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン