ファッション誌で活躍するスタイリスト・松島美紀氏は、近代のパンストは「ファッションの流行と共に進化した」と語る。
「1967年のツイッギー来日で、パンストは日本の女性にも一般化しました。その後、転機を迎えたのがバブル期です。当時のディスコやレースクイーンブームで、女性にとってパンストは機能だけでなく男性を意識したファッションアイテムになった。
最近は中高生など若い世代にも親しまれるようになりました。さらにアツギがシアータイツ(シアーは“透ける”の意)という新商品を開発し大ヒットしたことで、今後はパンストという呼び方も変わっていくかもしれません」
パンストはオンナ心と共に移り変わっていくのだ。
※週刊ポスト2018年3月9日号