「皇太子家と秋篠宮家の関係性が、少しずつ変化しているのかもしれません。雅子さまが適応障害になられて以降、3人のお子様たちと順風満帆に過ごす秋篠宮家が皇太子家を心配される、というのが両家の関係でした。ところが眞子さまの結婚延期問題に前後して、皇太子家が秋篠宮家を心配される構図に変わっているように見受けられる。
宮内庁との関係についても、眞子さまの問題で秋篠宮家と宮内庁との連携がうまく機能していないのに対して、かつてはギクシャクした時期もあった雅子さまと宮内庁は近年、関係を密にしています」
そこには、懸念だった雅子妃の体調に回復の兆しが見られることが大きいと、皇室ジャーナリストの渡辺みどり氏は言う。
「雅子さまは昨年12月9日に54歳の誕生日を迎えた際、〈できることが少しずつ増えてきたことをうれしく思う〉と述べられており、ご回復の様子が目立ちます。2015年7月に東宮の女官長に元外交官夫人の西宮幸子さんが就任しました。お互い海外経験が豊富で話も合うのでしょう。西宮さんが来てから、雅子さまは声を上げて笑うようになったと聞いています」
昨年の公務件数は前年より増え、今年1月10日には宮中行事の「講書始の儀」に15年ぶりに出席した。2月14日には皇太子とコンサートを鑑賞し、熱心に拍手を送っていた。
次の天皇と、将来の天皇。皇太子家と秋篠宮家はそれぞれ重圧を担い、お互いを支え合ってきた。その両家の関係に今、変化が生まれつつある。
※週刊ポスト2018年3月16日号