一通りスピーチが終わると、シャンパンで乾杯。本格コース料理が奮発された。

「われわれ魔の3回生(笑い)は、まだ新人だった頃に総理に招かれて公邸で懇談したことがある。あの時はランチでカレーライスだったから、えらい違いです。乾杯した後、肉料理やスープ、サラダまで美味しい料理が次々に出てきた。みんなシャンパンやワインを結構飲んでましたよ。総理も上機嫌で、乾杯のときはお酒にも口を付けていましたね」(出席した議員)

 宴もたけなわになった頃、進行役の西村官房副長官が、「せっかくの機会だから」と出席者に1人ずつスピーチを求めた。事前通告なしのハプニングだ。

「総理に伝えたいことを2分で喋れと突然言われました。地元の選挙区で困っていることや、次の市長選はどうしたらいいか、といった質問が出た。総理は一つ一つ親身に聞いて、『選挙に近道はない。地元を回って皆さんに顔を見せ、話をよく聞け』『君たちの一番大事な仕事は次も当選すること』とアドバイスをしてくれた。中には、総理にアピールしようとここぞとばかりに憲法改正への熱い意気込みを語る人や、地元に新幹線をつくってほしいという要望まででました」(別の出席議員)

 自民党の3回生(衆院)は88人。懇親会は13日の1回目は北海道から北関東ブロックまでの約20人、次は東京や南関東ブロックという具合に約20人ずつ4回に分けて行なわれたが、2回目以降の出席者には「総理の前でスピーチさせられる」という情報がすぐ伝わってパニックが起きた。

 西日本選出の3回生議員の1人は「アンチョコ」を用意したという。

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン