ゴルフ業界では、ルール変更のたびに「メーカーの意向」も見え隠れしてきた。
「過去にも、クラブやボールの容量や反発係数などについて繰り返し規則の変更が行なわれてきたが、“買い換え需要”を作り出したいメーカーの意向があったといわれている。
たとえば高反発ドライバーがルール不適合になれば、所属ゴルフ場の月例などに参加するゴルファーは道具を買い換えなければならなくなる。そうした“市場を活性化するルール変更”が繰り返されてきた。
そう考えると、米国に次いで大きい日本のゴルフ市場の活性化を狙ったメーカーが“接待ゴルフに優しいルール”の実現に影響力を発揮したとも考えられる」(前出の担当記者)
これまでスポーツのルール変更といえば、スキージャンプや柔道など、ややもすると“日本いじめ”にも見える変更が物議を醸してきたが、ゴルフに限っては“日本仕様”に生まれ変わる動きが進んでいるようだ。
※週刊ポスト2018年4月13日号