11月15日は学校行事の振替休日だった。Aさんは「自殺したい」とCさんに告げた。それを知ったBさんはLINEで自殺に追い込むようなやりとりをした。その直後、BさんとCさんはAさんにコンビニでお菓子を買わせる。

 さらにその後、Aさんを道路に座らせ、指示したことを一方的に言わせる状況をAさんのスマートフォンで撮影した。Aさんはその翌日、命を絶った。

「BさんとCさんの2人は報告書公表の前日に地元の児童相談所に通告されました。このタイミングになったのは小学校の卒業式直後で、中学校に入学する前という、2人の今後に配慮したものと見られます。卒業式には1人が出席、1人が欠席していたようですね」(全国紙社会部記者)

 自殺から5か月、ネットの掲示板では地元の保護者たちが書き込んだとみられる「2人がどこの中学校に進学するか」の情報交換が盛んに行われていた。

「“一緒の学校になったら自分の子供がいじめられるのではないか”という恐怖心があったようです。ネット上ではBさん、Cさんといわれる実名や顔写真が晒されては消されるということが繰り返されました」(保護者の1人)

 同じ中学に進学する予定だったBさんとCさんだったが、冒頭の通り、入学式に2人の姿はなかった。Bさん一家を知る近隣住民が語る。

「騒動後、ふさぎ込むようになり、心配したご家族は犬を飼い始めました。小学校の卒業式には出席していましたけど、おそらく私立の中学に進んだのでしょう」

 Cさんは事件後に町からひっそりと姿を消した。

「騒動のことやお父さんの転勤があり、新年度に合わせて一家は自宅を売却して都内に引っ越しました。新築の一戸建てを買ってからまだ10年も経っていませんでした」(別の近隣住民)

※女性セブン2018年4月26日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン