芸能

なぜ劇団四季の公演は飽きないのか…主演とスタッフが明かす

主演の谷原志音(山崎力夫(C)Disney)

 人魚姫のアリエルが人間の王子様に恋をする「劇団四季」公演のディズニーミュージカル『リトルマーメイド』。2013年に日本で初演し、先月には通算公演回数2000回を突破したロングラン作品に成長した。今回は主役・アリエルを演じる女優の谷原志音と俳優兼スーパーバイザーの礒津ひろみ氏、そして四季株式会社取締役(技術・劇場担当)の近藤建吾氏に、観る者を魅了する理由を聞いた──。

礒津:幕が開くと、アリエルが優雅に泳ぐ、きらめく海の世界が広がります。水中から始まるお芝居はなかなかないので、ここで客席が“わっ”と驚きます。

谷原:泳ぎはフライング(ワイヤーを使用して宙乗りする舞台演出)で表現していて、高さ7メートルまで上がることもあるんです。階段など足元に何もなく空中に浮かびながらビッグナンバーを歌う役は、アリエル以外ではなかなか体験できない。高い場所では楽しくて必ず下を見てしまいます(笑い)。“わぁ、ここまで来た”って。

近藤:このフライングはコンピューター制御されていて、俳優が動きを合わせているんですよ。

谷原:地面に着くタイミングがわずかでもずれると、バランスを崩してしまう。合わせるのがすごく難しかったですが、今では久しぶりの出演でもスッと自然に泳げます。

礒津:体に動きが入ったのね。

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン