ビジネス

JR東海の次世代新幹線N700S、利用者に嬉しい改善点

JR東海のN700S系1号車

 N700Sは、JR東海が次世代の標準型新幹線として開発を進めている高速列車だ。称号の「S」は「最高」を意味する「Supreme」の頭文字。外観は現行のN700Aに似ているが、細かな点で差異がある。

 先端の形状は、走行風を円滑に後方へと流すため、左右のエッジを立てた「デュアル・スプリーム・ウィング形」を採用した。ヘッドライトは夜間の視認性向上のため大型化し、省エネタイプのLEDを取り付けた。車体の色は伝統の白地に青帯を踏襲しているが、先頭部の帯は「S」をデザインしたものに変わった。

 利用者目線での嬉しい改善点は、まず普通席の座席肘掛け全てにコンセントが完備されたこと。これまではパソコンや携帯電話などの電源を確保するために、窓側や最前列を指定していたビジネス客の利便性が高まった。リクライニングシートも新開発の機構を採用し、より快適な座り心地となった。

 車内の明かりにはLED間接照明を取りつけ、停車駅到着前には明るさを変えて荷棚の荷物忘れを注意喚起する。この他、車内空調の改善やフルカラー液晶による見やすい車内案内表示も新登場となる。

 新たに開発された駆動システムによって、車内の乗り心地も大幅に変わる。小型軽量化した新型6極駆動モーターを搭載した高性能な台車により「低騒音化」を実現。フルアクティブ制振制御装置で車体の揺れを抑えている。

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン