サンモールは広島市の中心街・紙屋地区にある地域密着型のショッピングセンター。地下3階、地上7階の建物に衣類や雑貨、食料品などを扱う65店舗が入り、年間利用者数は550万人にのぼる。
「改修ないし建て替えを検討していますが、地域の再生、活性化への貢献をめざし、市街地再開発に向けた体制づくりを行なっています」(営業部)
地域の中心的存在だけに、街づくりを絡めて対応していくようだ。
ひろしま国際ホテルはサンモールの近くにある14階建ての建物。最上階には回転式の展望レストランがあり、広島市のランドマーク的存在だ。だが、支配人は今回の発表に頭を抱えている。
「来年までは修学旅行などのご予約が入っておりますし、急に資金を準備するのは困難。2020年以降に建て替えか耐震改修を実施する予定で、それ以降のご予約はお受けしていません。複数の業者さんから耐震や建て替え工事の見積もりをとっている段階です」(支配人)
※週刊ポスト2018年5月4・11日号