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2018.05.20 07:00  女性セブン

クイズ番組はスマホ時代に強い、しかも不況にも強い

「勉強しているうちに新しく知り得た知識に関しては、いつクイズ番組の問題に出されても困らないように、常にメモしています。最近だと都道府県別の人口第1位の移り変わり。ずっと東京都だと思いきや、北海道や新潟だった時代もあるんです」(伊沢)

 クイズに対する真摯な姿勢は芸能人も同じ。社会科の教員免許を持ち、『Qさま!!』や『東大王』など数多のクイズ番組に出演している芸人のアキラ100%(43才)が言う。

「参考書を買ってきて勉強し直したり、クイズ番組を録画してどのくらい解けるかシミュレーションしたりしています。普段ハダカ芸をやっているぼくが難問に正解すると、ギャップがあるから驚かれる。目標は、ハダカインテリ枠です」

 クイズ番組隆盛の背景には、テレビ局が直面している“逆風”が関係している。

「テレビ業界では、『クイズ番組が元気なときはテレビが不況のとき』が合言葉。どの局も収入減に伴う予算縮小が叫ばれる今、制作費が安くてスポンサー受けのいいクイズ番組が制作サイドにも好まれるんです」(テレビ局関係者)

 どうしてクイズ番組は低コストで作ることができるのか。

「番組にかかる費用は、クイズ作家と出演者へのギャラだけ。しかも、クイズ作家は通常、番組の台本を書く放送作家よりも格安です。彼らは本当にクイズが好きだから放送作家の半分以下のギャラでも不満は出ない。ある大手キー局はクイズ王の学生たちを集めて制作会社を立ち上げ、安価で問題を作らせているそうです」(同前)

 テレビ局の切実な状況は、収録現場にも反映されている。前出の伊沢が言う。

「『東大王』ではぼくらがクイズ対決に負けると100万円とられてしまうから、1問間違えるとプロデューサーががっかりした顔をする。負けそうになるとADさんも動揺して口を覆うし、バックヤードで正誤判定をしている人たちの悲鳴が聞こえて来ることも(笑い)。緊張感があるだけに、絶対に勝たなきゃ、と力が入ります」

 スタッフの切迫した懐事情が思いがけず絶対に負けられない戦いを盛り上げる“演出”になっており、その圧迫感が視聴者を熱狂させているのかもしれない。

※女性セブン2018年5月31日号

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