スポーツ

DeNA中畑監督時代の主力、石川・荒波らが迎える正念場

中畑監督時代の主力が正念場に(荒波翔。写真:時事通信フォト)

 プロ野球交流戦開幕を目前に控える中、セ・リーグは広島が首位を走り、巨人とDeNAが追走している。広島にとっては、昨年クライマックスシリーズで敗れたDeNAは嫌な存在だろう。オフの補強に成功したDeNAは、戦力が大幅にアップ。昨シーズンはチーム39盗塁だったが今年は既に28盗塁を数える(記録は5月20日現在。以下同)。本塁打47、防御率3.25と合わせ、3部門でリーグ1位となっている。野球担当記者が話す。

「昨季までは控えの選手層が薄く、ケガ人が出るとチーム力が格段に落ちていた。しかし、今年はFAで阪神から大和を獲得し、新外国人のソト、新人の神里和毅、宮本秀明などの新顔がいずれも戦力になり、一気に層が厚くなりました」

 その分、はみ出してしまった選手たちもいる。中畑清監督時代にキャプテンを務めたセカンドの石川雄洋、2012、2013年と2年連続でゴールデングラブ賞を獲得した外野手の荒波翔、代打の切り札だった後藤武敏、ラミレス監督の就任1年目に開幕スタメンに抜擢されるなど大きな期待を寄せられていた内野手の白崎浩之は、今年まだ一度も1軍に呼ばれていない。

「長いシーズンですから、これからチャンスが巡ってこないとは言えない。しかし、セカンドは昨年全イニング出場の倉本寿彦、昨年のクライマックスシリーズ、日本シリーズ全試合スタメンの柴田竜拓、新人で俊足の宮本、経験豊富なベテランの田中浩康という4人がポジションを争っている。

 外野は昨年、不動のレギュラーだった桑原将志、梶谷隆幸が控えに回るのも珍しくないほど競争が熾烈。サードには昨年首位打者の宮崎敏郎がどっしり構え、ショートはFA移籍の大和が守備でも大きく貢献している。レギュラー争いが激しくなったため、必然的に代打の層も厚くなっている」

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン