芸能

ねじねじ、お墓…中尾彬と池波志乃夫妻8つの終活キーワード

400本あった“ねじねじ”は半分まで処分

 おしどり夫婦・中尾彬(75才)と池波志乃(62才)が先ごろ刊行した『終活夫婦』(講談社刊)が話題を呼んでいる。家のこと、思い出の品、お墓のこと…、「中尾家の終活」が詰まった1冊だ。夫妻の人生において大事なキーワードを8つ紹介する

【1】木更津のアトリエ
 中尾の実家・千葉県木更津市にあったアトリエ。武蔵野美術大学時代の建築家の友人と一緒に建てた。「複雑な造りで、びっくり箱みたい!」(池波)と言うように、独創的な建築で、修理代も高額だった。絵画や陶芸を愛する中尾は、ここでひとり作品制作を行っていた。

【2】沖縄のマンション
 2002年に購入した、沖縄県にあったセカンドハウス。観光地にあって立地がよく、家電完備の優良物件だったので、買い手も多く、木更津のアトリエよりもラクに手放せたという。当時、沖縄で出会った友人たちは、今もふたりのよき財産になっている。

【3】ねじねじ
 おなじみ中尾のトレードマーク。大判のショールを首に巻き、胸の前でねじって結ぶのが中尾流。夫婦間では“ねじねじ”の愛称で呼ばれる。今回の終活では、400本近く所有していたことが発覚し、世間を驚かせた。

【4】映画『お葬式』
 1984年に公開された、故・伊丹十三氏の初監督作品。突然葬儀を出すことになり、右往左往する家族の様子を独創的な伊丹節でコミカルに描いた。厳粛なお葬式で起こる笑いのギャップが話題を呼び、驚異的な大ヒットに。日本アカデミー賞など各映画賞を総なめにした。中尾は「人が死ぬってことは、『あぁ、こういうことだったのか…』と。悲しんでばかりはいられなくて、容赦なく事務的なことが次々と起こる。死んでしまったらもう、自分の意思は伝えられない。だから遺言状は、残る人たちのためにも必要なんだ」と同作について語る。

【5】お墓
 東京・谷中に建てた墓。「イサム・ノグチじゃないけど、石の彫刻をやってみたかった」と言う中尾が自らデザイン。「どの墓も立っているから、横にしてやろう」と、角のない石を3段寝かせて、直筆で“無”という文字を刻んだ。あえて家名は入れずに、池波の母方の両親である金子家、父母の美濃部家も一緒に眠っている。3つの石には3家の思いが込められている。

【6】旅行
 ともに旅好きで、月に1度の旅行が夫婦の楽しみに。若い頃は海外にも行ったが、今は電車やバスを使った国内旅行がお気に入り。以前は中尾が準備を担当していたが、最近は池波がコーディネート。段取りよく旅程を決めるので、「“志乃旅行社”はなかなかのもの」と中尾も太鼓判。冬には福井県・芦原温泉『べにや』にかにを食べに行くなど、旅の目的はやっぱり“美味”。毎回決まった宿に泊まり、その土地のなじみになるのがふたりの定番の旅の楽しみ方。

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン