(8)プールや大浴場のある物件を買う。
そもそもマンションとは「住む」という機能が中心の集合住宅である。そこにプールや大浴場は必要ない。バーやラウンジさえも不要。なぜなら、それは一部の人にだけ利用されるものだから、使用しない人がコストを払うのは不公平だ。
特にプールや大浴場はそれぞれ維持管理に年間数千万円もの費用が発生する。そして、将来のどこかで必ず使われなくなる。それらは豪華施設というよりも時限爆弾だ。
(9)外国人比率の多そうなマンションを買う
マンションは共同住宅であるから、共同のルールを守って暮らすところ。外国人が住んでいても、ルールを守ってくれる人々なら何の問題もない。
しかし、彼らの価値観が日本人と同じわけではない。そういう人々が多くなると、ルールを守らない人も交じってくる可能性が高い。
湾岸のあるタワーマンションでは、所有住戸で民泊行為を行っていたのはほとんどが外国人だったという。ラウンジで会費制のパーティを開いたり、ゲストルームをホテル並みの料金で「知り合い」に利用させていたりしたのも外国人。警戒するに越したことはない。
(10)管理組合の理事たちが頻繁に飲み会を開いている物件を買う
マンション管理というのは一種の利権である。500戸のマンションなら年間に1億円前後の予算を執行する。
そのことに気付いた悪意の人物が管理組合の幹部になると、必ず自らへの利益誘導を図る。外部にダミー会社を作って、そこに組合の予算が流れ込む仕組みを作るのだ。
そこまで悪質ではなくても、管理会社に過度な接待を要求するケースはよくみられること。
管理組合が腐敗しているかどうかを見分けるのは、総会議事録で「懇親会」などの支出が多くないかをチェックすること。あるいは管理組合のホームページなどで、懇親会の写真が表示されていると分かる。
管理組合の理事が頻繁に飲み会を開く必要性などまったくない。年に一度のお疲れさま会を自腹でやる程度で十分。過度な飲み食いは腐敗の温床となる。私の知る限り、健全な運営をしている管理組合ではほとんど飲み会などは開かれない。