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2018.06.03 07:00  週刊ポスト

一生モノと思っていたインプラントに大問題、歯周病で脱落も

 インプラント周囲炎は、細菌感染や過重負担の結果、インプラント周囲の骨が溶ける症状。自覚症状がないまま進行するのが特徴で、悪化するとインプラントを支える骨がなくなってしまう。原因は、歯周病と同じくバイオフィルムによる感染が有力視されている。予防方法は、専門性の高い施設での定期的なメンテナンスと、患者自身による毎日のセルフケアだ。

「感染を防ぐには、インプラントが検査しやすい上部構造であること、そして人工歯が取り外し可能なネジ止めであることが重要です」(弘岡氏)

 歯科治療の先進国・スウェーデンでは、インプラント周囲炎の発生率が約15%と報告されている。日本では正確な実態を把握できていないのが現実だ。

◆高齢者のインプラントは「諸刃の剣」

 インプラントには様々な種類、メーカーがあり、玉石混交となっている。選択を間違えると、悲惨な老後となる可能性があることを知るべきだ。

 インプラントの構造は、大きく二つに分かれる。「ワンピース型」は、フィクスチャーと呼ばれるチタン製人工歯根と人工歯を固定するアバットメント(連結部)が一体となっている。製造販売元のA社は、『オペが一回で完了、時間と治療期間の短縮、テクニカルエラーとコストの軽減』と宣伝。費用も10万円台からあり、格安インプラント・クリニックで多く使用されている『早く、簡単、安い』タイプだ。

 一方、「ツーピース型」は、フィクスチャーとアバットメントが独立した構造。手術は2回に分けて行なわれ、3~6か月の時間が必要。『遅く、面倒、高い』と言える。インプラント治療の権威である、小宮山彌太郎氏(ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センター院長)は、こう指摘する。

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