国内

オリンピックおじさん×万博おばさん 奇跡の対談が実現

万博おばさんこと山田外美代さんと、オリンピックおじさんこと山田直稔さん(撮影/田中智久)

 東京オリンピックの開催まで800日を切った今、開会式のチケットの販売予定最高額が約29万円と報じられ、浅草・雷門、皇居、銀座と東京の名所をめぐるマラソンコースが発表されるなど、来るオリンピックへの期待に日本中が沸いている。

 さらに今年11月には2025年万博の大阪誘致の結果も発表予定。高度経済成長期のまっただなか、日本中が東京オリンピックに熱狂し、大阪万博に高揚した。万博誘致が成功すれば、“あの頃”の熱気が帰ってくる。

 その時私たちは、この2大国民的イベントをどう楽しめばよいのだろうか。女性セブンは、「オリンピック」と「万博」を日本中の誰よりも愛してやまず、半世紀以上見守ってきた“オリンピックおじさん”と“万博おばさん”の2人を緊急招集。その魅力を心ゆくまで語ってもらった。

■オリンピックおじさん=山田直稔さん(92才)
 富山県に生まれ、大学入学とともに上京。1960年に会社を設立。ホテルや不動産などさまざまな事業を手広く扱う。これまでの夏季オリンピックに14大会連続で応援に駆けつけている。なお、冬季は長野オリンピック以外は不参加。大相撲や高校野球でも精力的に、現場で声援を送っている。

■万博おばさん=山田外美代さん(69才)
 石川県に生まれ、5才で愛知県瀬戸市へ。愛知万博に皆勤したことをきっかけに万博の素晴らしさに目覚め、以来通うように。その功績が認められ、2017年のカザフスタン・アスタナ万博では大使を務め、現在は2025年の大阪万博誘致に向けて奔走中。

万博おばさんこと山田外美代さん(以下、外美代):今日はどうしてもお会いしたくって新幹線で名古屋から飛んでまいりました。同じような志を持ったかたがいた!と。

オリンピックおじさんこと山田直稔さん(以下、直稔):ワッハッハ! そりゃあうれしいなあ。色紙にサインを書いてやるよ。(集中して書くあまり、しばらく無言になる)

外美代:あら、うれしい。ありがとうございます! って、聞こえてます?(苦笑)

〈山田直稔さんは、夏季オリンピックになると金のシルクハットに羽織袴で世界各国に現れては、“自称・応援団長“として全力で応援する五輪の名物的存在。一方の山田外美代さんは、2005年の愛知万博で185日間にわたる開催期間に全日来場。以来、各国の万博に顔を出し、上海万博にも全日参加して当時首相だった温家宝氏から感謝状までもらった強者だ。2人のライフワークともいえるオリンピックと万博。それぞれの“初体験”はいつだったのだろうか。〉

関連キーワード

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン