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鉄道マニアのJR東海社員 “鉄分”はかなり濃厚

「名古屋から出ている中央本線沿いは見どころが多い観光スポットが多いですね。木曽谷を通る中山道沿いの馬籠(まごめ)や妻籠(つまご)は古い町並みがそのまま残っていますし、“星が最も輝いて観える場所”第1位(2006年度)に選ばれた長野県阿智村にもアクセスできます。指定区間内を自由に乗り降りできる『木曽路フリーきっぷ』や、夏に運行される快速『木曽路満喫号』、特急『木曽あずさ号』(いずれも運転日限定)などの観光列車を利用して、ぜひ木曽の旅を楽しんでいただきたいですね」

 公私ともに鉄道漬けの生活を送る石坂さんの夢は、「最長片道切符の旅」をすることだとか。最長片道切符の旅とは、簡単に言えば全国の路線を一筆書きで折り返したりせずに乗り継いでいくもので、乗り鉄の間では有名な“憧れの乗り方”とされる。紀行作家・宮脇俊三氏の『最長片道切符の旅』(新潮社)という名著も存在する。

「最長片道切符の旅については、いろんな“定義”があって、営業キロで最長なのか、運賃計算キロで最長なのか、不通区間をどう捉えるかなどで様々な考え方があります。調べたところ、北海道の稚内から佐賀県の肥前山口まで1万1000キロ弱のルートがあるようです。

 5時間かけて時刻表とにらめっこしたところ、始発から日が暮れる18時30分ごろまで乗車すると仮定して、観光もせずひたすら乗り続けて、ざっと34日間かかりそうです。もちろん、各駅停車の旅ですよ(笑)」

 とても楽しそうに語ってくれた石坂さん。ぜひその夢を実現して、再びインタビューに応じてほしい。

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