「ここから先は、不用意にファウルをする選手は外すという選択を徹底していくことになるでしょう」
そうみるのはサッカー協会元副会長の釜本邦茂氏だ。
「その観点でいえば、コロンビア戦から槙野智章(31、浦和レッズ)をベンチにしているのは正解だと思う。ファウルせずにハードな守備ができるかで評価すれば、吉田、昌子のほうがいい。それを西野監督も分かっているんじゃないでしょうか。あとは守備で考えるべきはボランチ。コロンビア戦では長谷部誠(34、フランクフルト)のファウルによるFKが失点につながったが、長谷部が球際で競り負けて反則で止める場面が目立つようになってきている」
ボランチのうち1枚はコロンビア戦で冷静なゲームコントロールを見せた柴崎岳(26、ヘタフェ)が有力。もう1枚に、長谷部ではなく、山口蛍(27、セレッソ大阪)か大島僚太(25、川崎フロンターレ)の起用を西野監督は考えているのではないかと釜本氏は示唆している。
※週刊ポスト2018年7月6日号