芸能

『半分、青い。』は“だめんず”に振り回されるヒロインが見所

鈴愛がだめんずに振り回される!?(ドラマHPより)

 NHK連続テレビ小説『半分、青い。』が好調だ。楡野鈴愛(永野芽郁・18才)が、左耳の聴力を失うも、漫画家を志すために上京し、奮闘する姿を描いたドラマで、6月19日の放送回では、過去最高の視聴率23.2%を記録した。

 制作統括の勝田夏子さんが今後の見所を教えてくれた。

●豊川悦司の演技に共演者の演技力もアップ

 漫画家の秋風羽織役を演じる豊川悦司(56才)は現場で若手に大きな影響を与えていたようだ。

「秋風先生の役は、コミカルに振りすぎるとイタくなるし、シリアスな部分とのバランスがあってこそ品のよさが保てる難しいキャラクターなんです。豊川さんは、子供みたいなところと、師匠としての貫禄の二面性をすごく考えて演技されていましたね。

 豊川さんが率先して振り切れた演技をすると、そこに秘書役の井川遥さん(41才)や永野さんたちものっかって、演技のセッションを楽しんでいたようです。豊川さんはオフィス・ティンカーベルのメンバーでまた演技がしたいとおっしゃっていました」(勝田さん)

●三オバの食欲が止まらない!

 6月最終週の放送で、漫画家としての最大のピンチを経験した鈴愛は、7月から放送の14週目で、『100円ショップ大納言』でのアルバイトをスタートさせる。そのオーナーを務めるのが、光江(キムラ緑子・56才)、麦(麻生祐未・54才)、めあり(須藤理彩・41才)の三オバこと藤村三姉妹だ。勝田さんが話す。

「三オバはものすごくはっちゃけていて、食事する場面ではかつての名作ドラマ『寺内貫太郎一家』の樹木希林さんを思わせるようなコミカルなシーンが見られると思います。

 見ていて毎回驚くのは、3人の食べっぷり。リハーサルでは実際に食べないかたが多い中、3人はずっと食べている(笑い)。いろんな料理が出てくるので、そちらにも注目してほしいですね」

●斎藤工はドラマの中でも映画界を背負っている!?

 三オバの甥っ子で助監督の森山涼次(間宮祥太朗・25才)と、その師匠の映画監督・元住吉祥平(斎藤工・36才)が登場し、鈴愛の運命はさらに動き出す。

「斎藤さん演じる元住吉監督は、コートダジュール映画祭で“その視点賞”を取った設定です。カンヌ国際映画祭の“ある視点賞”を思わせますね(笑い)。

 斎藤さん自身も海外の映画祭で賞を取られているし、映画人であるということを背負って出演されているんですよ。ドラマには、元住吉監督の『追憶のかたつむり』という作品も出てきますから、注目してください」(勝田さん)

●今度は鈴愛が振り回される側に!?

「斎藤さん演じる元住吉監督も、助監督の森山もいわゆる“だめんず”なんですよ(笑い)」と語るのは勝田さん。

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン