ところが、今年3月には「金三胖」は検索ができるようになっていた。
それ以前の場合、2015年10月に劉雲山・中国共産党中央政治局常務委員が訪朝した前後、検索が不可能になっていたが、2016年3月に国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁が決定された後には検索可能になっていた。
中国では「金三胖」という言葉は極めて政治的な意味合いが強い言葉として取り扱われていることが分かる。
今回の場合、6月19、20日の金氏の第3回目の訪中がきっかけで、これについて、ネット上では1000以上のコメントが書き込まれたものの、「金三胖が使われている書き込みはすべて消されている。さらに、「また何を貰おうと思って中国に来たのか」「手ぶらで帰るつもりはなさそう」などとの金氏をからかうような書き込みは消され、残っているのは「訪問を歓迎する」「3回訪中したのは、中国の国際的な影響力を見せてくれた」との友好的な内容の2つだけだという。
これについて、ネット上では「また、北朝鮮当局が中国指導部に文句を言ったからではないか」との推測が書き込まれている。