ライフ

「バチェラーシーズン2」に見るハイスペ男性に選ばれる法則

港区女子は「バチェラー」をどう見たか?

 ブームとなった恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」(Amazonプライム・ビデオで配信)。1人のハイスペック男性に多くの美女がアプローチして奪い合い、時には女性同士が陰口を叩き合うシーンは、普段あまりお目にかかることがないだけに視聴者を釘付けにした。が、その「バチェラー」の風景が日常となっているのが港区界隈でハイスペック男性たちと飲み会を繰り広げる「港区女子」たちだ。現役港区女子の吉川リサコ氏が、「バチェラー」から見えてきた「ハイスペ男性から選ばれる法則」をリポートする。

 * * *
「バチェラー・ジャパン シーズン2」が最終回まで公開され、周囲の港区女子もみんな見ていたので、私も見てみた。

 これまでにも私は「ハイスペック男性と付き合った港区女子たち」の実例を紹介してきた。ハイスペ男性から選ばれる一流港区女子は「嫌いなタイプの女を教えて」と質問してそんな女にならないよう努力し、自分勝手な“理想的男性像”を押しつけない。慶應卒の外資系証券勤務イケメンと結婚したユメカの「ハイスペを射止めるなら、『自制心を高く』『自発性を尊重し』『競争心を持たせろ』の3原則だね!」という言葉も紹介してきた(関連記事『ハイスペ男性と結婚した港区女子が語る「ゴールへの3原則」』参照)。

「シーズン2」の男性は、慶應卒で大手IT企業・サイバーエージェントの幹部を務めるエリートだ。そして最後に選ばれた女子は27歳のイラストレーター。彼女が選ばれた理由は、自制心があり、男性の自発性を尊重していたからだと思う。女子20人が男性1人を奪い合うので、いわゆる“女”を使うテクニックでは、なかなか差別化は難しい。だんだん女性が脱落して絞られていく中で、最後まで残った理由は「男性を否定しないこと」、つまり「嫌われないこと」だろう。

 実際、選ばれた女子に対し、男性は「サポーティブ」で「たくさんの愛情を注いでくれる」「守ってくれるような存在」という印象を持っていた。

「バチェラー」の企画は、女子20人がハイスペ男性にアピールし続け生活する2か月間を追ったドキュメントだが、これは港区界隈に現れるハイスペ男性の日常を凝縮した図に過ぎない。

 ハイスペ男性は、テレビの企画じゃなくても常に女子に群がられ、多種多様なアピールをされる。カメラのない日常では、掃いて捨てるくらい毎日選択肢に溢れているのである。

「シーズン2」では、ある女子が握手を求める男性に「そういうのやだ」と拒否し、気まずい雰囲気になっていた。つまり「軽いのはイヤ」「私は軽くない」というアピールなのだろうが、そもそも選ばれなければ選ぶことなどできないのだ。結局、この女子はその回で脱落した。求愛されたわけでもないのに“相手の流儀”を否定し“自分の流儀”を押し付けるのは(ハイスペ相手では)失敗の道なのである。

関連記事

トピックス

群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
ネットテレビ局「ABEMA」のアナウンサー・瀧山あかね(Instagramより)
〈よく見るとなにか見える…〉〈最高の丸み〉ABEMAアナ・瀧山あかねの”ぴったりニット”に絶賛の声 本人が明かす美ボディ秘訣は「2025年トレンド料理」
NEWSポストセブン
千葉大学看護学部創立50周年の式典に出席された愛子さま(2025年12月14日、撮影/JMPA)
《雅子さまの定番カラーをチョイス》愛子さま、“主役”に寄り添うネイビーとホワイトのバイカラーコーデで式典に出席 ブレードの装飾で立体感も
NEWSポストセブン
審査員として厳しく丁寧な講評をしていた粗品(THE W公式Xより)
《「脳みそが足りてへん」と酷評も》粗品、女性芸人たちへの辛口審査に賛否 臨床心理士が注目した番組冒頭での発言「女やから…」
NEWSポストセブン
12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
宮崎あおい
《主演・大泉洋を食った?》『ちょっとだけエスパー』で13年ぶり民放連ドラ出演の宮崎あおい、芸歴36年目のキャリアと40歳国民的女優の“今” 
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
会社の事務所内で女性を刺したとして中国籍のリュウ・カ容疑者が逮捕された(右・千葉県警察HPより)
《いすみ市・同僚女性を社内で刺殺》中国籍のリュウ・カ容疑者が起こしていた“近隣刃物トラブル”「ナイフを手に私を見下ろして…」「窓のアルミシート、不気味だよね」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
高羽悟さんが向き合った「殺された妻の血痕の拭き取り」とは
「なんで自分が…」名古屋主婦殺人事件の遺族が「殺された妻の血痕」を拭き取り続けた年末年始の4日間…警察から「清掃業者も紹介してもらえず」の事情