「一方の田嶋会長は筑波大学出身。サッカー界では早稲田と双璧をなす“学閥”です。早稲田閥が要職を占める流れを断ち切る意味で、森保さんは“適任”なのです」(同前)
元日本サッカー協会副会長で、早大OBの釜本邦茂氏(74)は、
「東京五輪代表の中にはその2年後のカタールW杯の代表に選ばれる選手も出てくる。選手の特性を把握できているし、チームとしての戦略も立てやすくなる」
と“森保新監督”について一定の評価はするものの、
「田嶋会長を支える協会幹部に世界のサッカーのわかる者がいないのが気になる」
とも付け加えた。そもそも東京五輪で惨敗すれば、そこでA代表と五輪代表の“W辞任”もあり得る。サポーターが求めるのは、学閥よりも、勝てるかどうかだ。
※週刊ポスト2018年8月3日号