「パーティーには色んなテーマがあるんですよ。高収入とか高身長の男性限定とか。最初は私もイケメンや “三高”の人を探していましたが、『背が高くてもトークは普通だな』とか、そもそもイケメンには興味を持ってもらえなくて、カップル成立に至らなくて。回を重ねるごとに幻想がどんどんなくなって、彼と出会ったのは同世代限定のパーティー。結局、『一緒に酒を飲んで話が合う人』に落ち着きました(笑)」
現在の夫と出会った時の第一印象は、「ちょうどいい感じに面白くない人だな」という感想だったという。
「私の名前を見て、冗談で『ななめ澤さん』って話しかけてきて。『あぁ~、つまらないな』っていう感じが、何かホッとしたんです。そもそも私が芸人だってことを知らなかったので、素で話せたのも良かった。家が近所だったのでよく飲みに行くようになって、お付き合いに発展しました」
しかし、パーティーの短い時間の中で“運命の人”と結ばれるのは容易ではない。横澤は回を重ねる中で自分に合う男性とカップルになれる“必勝法”が見えてきたと話す。
「まず鉄則は、いつも初めてパーティーに参加したウブ感を出すこと。私はベテランの“場慣れ感”を見抜かれて、引かれちゃう時がありました(笑)。
あとは服装ですね。自分がどういう人と出会いたいかを考えて、服装を選ぶのが大事です。キレイで可愛い服もいいですが、そこでカップルになっても“偽りの自分”では、その後が盛り上がらない。私はパーティー後に男性が、居酒屋でも気にせずに誘えるようなカジュアルな服装で参加していました。パーティーでカップルになってからが本当の勝負です!」
自身の婚活については「流石に100回は行きすぎましたね」と笑うが、「かけがえのない経験だった」と振り返る。
「20代で色々と悩む時期に、多くの方にお会いする機会を得られた。自分の人生にとって、かけがえのない経験になった。絶対にやって損はないので『出会いがない』と感じている人は、ダマされたと思ってまずは1回参加してみてほしいですね。もし失敗しても、女子会のネタとして使えますから!」
そう語る横澤の左手の薬指には、シルバーの結婚指輪が輝いていた。
【プロフィール】よこさわ・なつこ/1990年7月20日生まれ、新潟県出身。高校卒業後、NSC東京校に入学。19歳でデビュー。2011年、2015年「R-1ぐらんぷり」では準決勝に、2016年、2017年は決勝に進出。2017年7月20日にかねてより交際していた男性との結婚を発表した。