「今回の再放送は権利関係の問題でカットされた曲もありましたが、久米宏と黒柳徹子の司会もそのまま見られました。西城さんの他にも、沢田研二やツイスト、山口百恵、八神純子、ゴダイゴの歌唱シーン、歌い終わった後のソファーに座ってのトークなども当時のまま放送してくれた。地上波だったら、ナレーションを被せたり、テロップをモザイクで消したりしていたでしょう。
視聴者は映像そのものだけでなく、テロップの字体にも時代を感じ、懐かしい思い出が甦ってくる。当時のまま再現してくれたTBSチャンネル2の再放送は、視聴者が見たいものを見せてくれたという印象です」
当時はVTRの普及率がわずか2%だった時代。秘蔵映像が眠っているTBSの蔵出しに期待するファンは数えきれないほど存在するだろう。
「『ザ・ベストテン』の再放送によって、TBSチャンネルの契約が増えれば、自然と別の回の再放送もされるはず。観たいコンテンツにちゃんとお金を落とせば、さらに観たいものが観られるようになるのではないでしょうか」