高須:そりゃそうだ(笑い)。だから、若者たちにもっと子供を作りたいと思わせるような日本にしていくことが重要なんだよ。そのためには、日本という国をもっと肯定的に捉えていく必要があると思う。差別だって少ないし、こんなに安全で住みやすい国はないと思うよ。子供にとっては最高な国だよ。
それなのに、なぜだか日本はダメな国だと主張する人がいるのだから、信じられないね。それこそ日本がまるで差別的であるかのような言説を流してまで、安倍政権を批判しようとする人もいる。そんなんだから、若者たちだって子供を作ることに躊躇してしまうんだよ。気楽にゲームを楽しんでいる方がマシだと考えちゃうわけだ。
もっと日本は素晴らしい国であるということを、ちゃんと後世に伝えていかなければいけないと思うね。それが大人の役目であり、政治家の役目でもあると思う。“将来の子供のために”とかいいながら、日本を貶めるような発言をする政治家たちは、絶対に信用しちゃいけない。愛国心こそが少子化問題を解決すると思うね。
セックス以外の楽しみがたくさんある今だからこそ、豊かな日本の未来は明るいんだということを正しく伝えていくべき。それが我々老害のできることだよ(笑い)。
* * *
確かに国民が自国の悪口ばかりを言っている国に明るい未来があるとは思えない。少子化問題を解決するためにも、日本の未来をもっと前向きに捉えていく必要がありそうだ。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。