芸能

高須院長が少子化対策について提言「愛国心こそが解決する」

少子化対策について高須院長の提言は…?

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は少子化対策についてお話をうかがいました。

 * * *
──自民党の杉田水脈議員が『新潮45』に寄稿した『「LGBT」支援の度が過ぎる』という論文が批判の的となっています。LGBTは子供を作らないため「生産性がない」と表現したことについて、特に批判されているようです。

高須:確かに、LGBTを差別して、「生産性がない」と切り捨ててしまうのはいかがなものかと思うね。どんな性的指向であろうと、性別が何であろうと、差別されるべきではない。国籍や生まれた土地で差別されてはならないのと同じことだよ。多様性は認められるべき。だから、たとえばLGBTは生産性がないから矯正するべきだといった主張もNGだと思う。

 その一方で、今の日本では必ずしもLGBTが激しく差別されているわけではないという現状もあると思うんだ。LGBTのタレントは毎日テレビで活躍しているし、同性婚を認める自治体も増えている。だからこそ、LBGTへの過剰な支援は必要ないという意見が出てくるのも理解できる。それが本当に正しいかどうかについては、議論の必要があるだろうけどね。

 そして、また別の問題として、少子化というものがある。本当であれば、少子化問題とLGBTの問題は直結しないはずであって、そこを同じ問題として扱うべきではないんだと思う。でも、そこを繋げてしまったからこそ、“LGBTを過剰に支援するのであれば、その分を少子化対策に費やすべきだ”という意見に行き着いてしまったんだろうね。そこはちょっと論理の飛躍があったかなと思う。

 今回の騒動は、子供を作らないことを「生産性がない」と表現してしまったこと、そして、少子化とLGBTの問題を直結させてしまったこと。この2点が問題だったんだろうな。

──野党は、今回の杉田議員の発言に対し、強く批判しています。

高須:でも、立憲民主党の菅直人議員は過去に、出生率が低いゆえに「東京と愛知は生産性が低い」と演説していたというじゃないか。もう何年も前の話であっても、政治家は自分の発言に責任を持たないと。自分は「生産性」という言葉を使っていたのに、自民党の議員が使うのはダメだっていうのは、どうかと思うね。政治家としてダブルスタンダードを良しとするのはありえない。

 結局、野党の政治家だって、LGBTの問題や少子化問題をちゃんと考えていないんじゃないかな? ただ単に、自民党を批判できそうなネタを探しているだけに見える。いつまで経っても「生産性」という言葉の問題ばかりを批判していて、なかなか少子化問題解決に向けた具体的な政策議論には発展しないもんなあ。

──少子化問題といえば、先日院長はツイッターで「病根はゲームばかりしている若者だと思います。セックス以外の娯楽を禁止すれば人口は増えます」とつぶやかれていました。

高須:ゲームの楽しさの虜になっちゃってセックスをしない若者が多いのは間違いないんじゃないかな。今でも『ポケモンGO』を楽しんでいる僕が言うのも説得力がないかもしれないけどね(笑い)。

 でも、言うまでもないだろうけど、単純に「ゲームが悪だ」という話ではないんだよ。今の世の中は、ゲーム以外でもセックス以上に楽しいものがあふれている。セックスをしなくても充実して生きられるくらいに、豊かになりすぎてしまったんだ。いろんな娯楽が増えているなかで、セックス自体は昔と変わらないままだから、結果的に少子化になってしまったということだね。まあ、ちょっと極論なのかもしれないけど、根本的には間違ってはいないと思う。原理原則として、娯楽が他になければ人はセックスするし、子供も増えるということ。今の若者たちは、セックス以外にやることがありすぎる。

──とはいえ、セックス以外の娯楽を禁止するというのは、現実的ではないですよね?

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン