国内

新元号スクープ NHKが頭一つリード、産経、フジが追う

「平成の次」はどこが最初に報じるか(時事通信フォト)

 2年前にNHKが放った「天皇陛下退位のご意向」に始まったスクープ合戦は、「新元号決定の第一報」が“最後の大勝負”になる。

 今回もメディア各社のエースが激しい取材態勢を整えているが、ベテラン政治記者が厳しい表情でいう。

「もし新元号を入手できても、政府は“予備”の元号を持っているため、そちらに切り替えることでスクープを潰すことができる。必然的に、安倍晋三・首相に近い“お友達記者”だけがモノにできると見られています」

 その人物とは誰か。

「岩田明子記者を擁するNHKが頭一つ出ている。政府が発表する直前にNHKにテロップで速報する、というのが最有力のパターンです。“側近”を自他共に認める、産経新聞の阿比留瑠比論説委員が割って入れるかどうか」(同前)

 ダークホースもいる。

「首相の甥でフジテレビ記者の岸信千世氏。現在は宮内庁担当で、首相との“ホットライン”を武器に『新元号のスクープを取る』と周囲に息巻いている」(同前)

 3人の誰が抜いても「安倍一強」を象徴する“お友達スクープ”と見られてしまうだけに、代替わりの慶事ムードに水を差すような結果になりはしないか。

※週刊ポスト2018年8月17・24日号

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