【青山学院大学】9277人→6708人(72.3%)
【立教大学】1万3198人→1万452人(79.2%)
【早稲田大学】1万8281人→1万4532人(79.5%)
【上智大学】5532人→4422人(79.9%)
【明治大学】2万4909人→2万1216人(85.2%)
【法政大学】1万9549人→1万7548人(89.8%)

 20%以上も減らした大学が4校もあるのである。このほか減少数が少ないところでも慶応義塾大学は92.4%と7.6%ほどは減らしている。中央大学を除く大規模私立大学が軒並み減らしたのだから、大学受験生には悲劇が起きたわけである。

 2017年度入試以降、「予備校の模試でA判定だったのに落ちた」という話をあちこちで聞くようになった。となれば、「どこか合格大学を確保しなければ」と受験生は多数の大学に願書を出す。合格発表数が減っているところに志望者が増えたのであるから、倍率が上昇する一方となった。私立大学入試が急激に「狭き門」となったのは、こうした理由からである。

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