芸能

高須院長 東京五輪に苦言「死者が出る。10月にずらすべき」

このままの東京五輪開催は危険すぎると語る高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は2020年開催の東京五輪についてお話をうかがいました。

 * * *
──2020年の東京オリンピックまで約2年となりましたが、重大な懸念事案となっているのが暑さです。開催は7月24日から8月9日までで、東京はちょうどいちばん暑い時期です。今年は最高気温35度超えの猛暑日も多くて、熱中症の危険性も叫ばれています。

高須:あまりにも危険すぎるね。東京五輪の組織委員会や小池百合子知事なんかは、なんとなくどうにかなりそうだという雰囲気を出しているけど、絶対にアウトだと思うよ。下手をすれば死者が出るかもしれない。選手も観客も熱中症でどんどん倒れてしまうよ。これは間違いない。

──何らかの対策法はあるのでしょうか?

高須:今から2年でどうこうなるものではないし、野外で競技をしなくてはならないのであれば、開催時期をずらすしかない。今からでも遅くないから、組織委員会は平謝りで、「10月に変えてください」って頼み込むべき。そのためには賠償金だって払ったほうがいいと思うね。

 だって、人が死んでしまうかもしれないんだよ。何事も命には代えられない。それに多くの国民が猛暑による危険性を指摘しているんだから、開催時期をずらすというのは恥ずかしいことでも何でもないし、むしろ当たり前のことだよ。もしも、この時期に開催して暑さが原因で死者が出たら、一体どうするんだ。10月開催にすれば解決できることなんだから、それをやろうとしないのは怠慢と言われても仕方ない。

──暑さ対策という意味では競技時間をずらすという案もあるようです。マラソンのスタート時間を午前7時に設定するという案もありますね。

高須:いやいや、午前7時の時点で気温はもう30℃くらいになっているじゃないの。そこからさらに気温は上がっていくんだから、全然大丈夫じゃないよ。

──あとはサマータイムで時計を2時間早めるという案も浮上していますね。

高須:2時間早めたところで、今度は逆にいろんな試合が佳境になったところで最高気温になっちゃうんじゃないのかな? もう今の東京の夏は、朝から晩まで暑いんだから、全く意味ないね。高校野球なんかも正直ドクターストップをかけたくなっちゃうもんなあ。

 それにこんなに暑い中、競技をするとなると、「東京五輪には出ない」という選択をするプロのアスリートも多いんじゃないかな。もしも東京五輪に出たために体を壊して、それ以降競技ができなくなってしまったら、どれだけの損害額になるのかっていう話だよ。

関連記事

トピックス

イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
アメリカの女子プロテニス、サーシャ・ヴィッカリー選手(時事通信フォト)
《大坂なおみとも対戦》米・現役女子プロテニス選手、成人向けSNSで過激コンテンツを販売して海外メディアが騒然…「今まで稼いだ中で一番楽に稼げるお金」
NEWSポストセブン
ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャックし出禁となった(X/Instagramより)
《あまりのそっくりぶりに永久出禁》ジャスティン・ビーバー(31)の“なりすまし”が高級クラブを4分27秒ジャックの顛末
NEWSポストセブン
愛用するサメリュック
《『ドッキリGP』で7か国語を披露》“ピュアすぎる”と話題の元フィギュア日本代表・高橋成美の過酷すぎる育成時代「ハードな筋トレで身長は低いまま、生理も26歳までこず」
NEWSポストセブン
「舌出し失神KO勝ち」から42年後の真実(撮影=木村盛綱/AFLO)
【追悼ハルク・ホーガン】無名のミュージシャンが「プロレスラーになりたい」と長州力を訪問 最大の転機となったアントニオ猪木との出会い
週刊ポスト
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン