国内

「クリソツ」「マイカー」「タカビー」若者に死語アンケート実施

若者に通じない名詞の死後No.1は「ピーカン」

 普通に使っている言葉が、もしかしたら若者には通じていないかも? 「古い!」「何それ!」、そんな既に若者にとっては死語になってしまった言葉は何か、本誌・女性セブンが10代~20代の男女200人にアンケートを取ってみた。

 名詞で「もはや知らない」が半数近いのは『お局さん』。

「読み方すらわかりません。おきょくさん?」(17才高校生)

 故・大原麗子さん主演の大河ドラマ『春日局』(NHK、1989年)が大流行したのも今は昔。『お局さん』は行き遅れた古参OLを指すこともあるが、晩婚化が進む現在は死語に近いようだ。これには独身の記者Gもニンマリ。

 同じく時代の変化を表すのが『マイカー』だ。

「初めて聞いた。そもそも自分の車を持つことがカッコいいと思わないから、堂々と使わないのでは」(16才高校生)

 昔はマイカーを持つことがステータスだったが、若い世代は「車=カッコいい」という価値観が希薄となり、死語の仲間入りをしたようだ。

 トレンディードラマの代名詞である『月9』は「まだまだ使う」が65%で知名度こそ高いが、テレビ局は喜んでばかりいられない。

「『月9』は知っているけど、恋愛ドラマというより、“視聴率が取れない枠”とのネガティブなイメージが強い」(22才OL)

 言葉は同じでも、世代によって内包するイメージが異なるのだ。

 形容詞で「もはや知らない」が多かったのは、『タカビー』や『クリソツ』。「えっ、高飛車でタカビー!? 聞いたことありません」(19才大学生)

 芸人で日本語学者のサンキュータツオさんが指摘する。

「『クリソツ(そっくり)』や『ショナイ(内緒)』など、読み方をひっくり返す言葉は昔のテレビ番組でとんねるずがよく使っていた業界用語です。特に昔のテレビは時代を作り出すメディアで、バラエティーもドラマも元気で影響力が強かった。今の40代以上にとって、テレビで暴れていたとんねるずはお兄さん的存在で、みんなが言葉をマネしました。でも今はメディアが細分化してフラットになり、言葉が一気に流行することが激減した」

『シースー(寿司)』、『ミーノー(飲み)』などの用語も、若い世代からイタい認定を受けそうなので気をつけたい。

※女性セブン2018年9月13日号

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン