白井オーナーは、監督としての8年間ですべてAクラス、リーグ優勝4回、日本一1回の手腕を発揮した落合博満氏(64)に絶大の信頼を寄せている。
「昨年1月に落合氏が不振の責任を取ってGMを退任した時も、オーナーは最後まで無念の表情を浮かべていた。編成能力に長けた森監督をGMに昇格させたうえで落合氏を監督に返り咲かせるという仰天プランも浮上している」(同前)
この案なら森監督も受け入れやすいという見立てだ。一方で、落合氏の“オレ流采配”はファン目線が欠けているのがネックとなる。
「松坂大輔(37)の加入で、今季観客動員数が昨年比約7%増といくらか改善されたものの、営業サイドは落合復帰には反発するでしょう。OBから推す声のある山本昌氏(53)、山崎武司氏(49)、二軍監督の小笠原道大氏(44)の昇格などもあり得る」(別の球団関係者)
森監督の胸中は最下位脱出どころではなさそうだ。
白井オーナーに真意を聞くべき直撃すると、「みんな憶測ばっかりなんだよ。何も決まっていないんだから……」といいつつも、「記者会見をするから待っててくれよ」といい残して去って行った。含みのある言い方だ。
※週刊ポスト2018年9月21・28日号