村上:だけど、親父のほうは女の話しかしないんだから。あの口から国家論なんて聞いたことがない。新橋の料亭で火鉢をいじくりながらあいつと話したことがあるが、女の話しか出てこなかったよ。
平野:しかし、独特の勘の良さはあったよね。
筆坂:あった。答弁を聞いていると、決して勉強しているとは思えないんだけど、質問を聞いている内に理解して、的確に答弁してた。小泉さんという人は、好き嫌いが分かれるけど、嫌いな人も政治家としては評価していた。だけど、安倍(晋三)さんって、彼を好きな人でもそんなに評価していない。なのに政権としては長続きしているのが不思議。
平野:たいしたことない政治家だからこそ政権が続くのかもしれない。
村上:私は安倍も小泉も評価しないよ。他の議員も「小泉と話したけど、あいつは女の話しかしない」って呆れてたんだから。
筆坂:そればっかり(笑い)。
村上:なんか、怒りを忘れたと言ったけど、だんだん腹が立ってきたよ。