“占い業”の継承も進めており、細木氏のホームページのプロフィール欄を見ると、長く支えてきた女性マネジャーが登場し、2016年の出来事としてこう記載されている。
〈同居し、より長い時間を共に過ごす。養子縁組〉
「細木さんはこの女性マネジャーを養女にして、六星占術の手法も全て伝えているようです。彼女は今年5月に事務所の取締役に就任しています。夫も子供もいない細木さんにとって、最も信頼できる人に引き継いでほしいという思いがあったのでしょう」(前出・芸能関係者)
そうした細木氏の“終活”は、別宅のある京都で進んでいた。細木氏に近い別の関係者が語る。
「6年前から京都の別宅の近くに建築費用70億円ともいわれる寺院が建立中です。このお寺は、細木さんの恩師である陽明学者、安岡正篤さんの菩提寺にする予定だと報じられています。六星占術しかり、もともと彼女の易学は安岡さんの教えや研究を元にしたもの。それで成功したことの感謝を表わしたいのかもしれません」
実際に現地に行ってみると、建設現場の許可標識には、「許可を受けた者」として、細木氏の事務所の代表取締役と、宗教法人の代表取締役の名前が記載されていた。細木氏の取材を重ねてきたジャーナリストが語る。
「細木さんには何万人もの熱心なファンがいます。その人たちのために、自分が居なくなったとしても、側にいることを感じさせられるような場所を作る意味もあるように思います」