『ZERO』が同時間帯で1位を獲得できたのも、2006年のスタート時からサブキャスターに抜擢された小林麻央さんの功績が大きいと言われ、女優の桐谷美玲も2012年から今年9月までの6年半にわたって毎週火曜日に顔を見せていた。
「有働さんひとりがフォーカスされるような体制を取ったことも不振の要因かもしれません。諸事情があってそうならざるを得なかったのかもしれませんが……。今まではメインに村尾信尚キャスターがいて、サブには小林麻央さんをはじめ、山岸舞彩さん、小正裕佳子アナなどの美人女性キャスターがいる体制だった。今はサブを置いていないから、視聴率が下がるとどうしても有働さんだけが注目されてしまう。ちょっとかわいそうだと思います」
日テレは10月第3週(15~21日)の週間視聴率で全日、ゴールデン、プライムの全3部門でテレビ朝日に首位を譲ってしまった。月曜から金曜まで放送されるニュースや情報番組の出来不出来は、全日の視聴率に大きく影響する。
「民放はどの局も視聴率命ですが、日テレはどこよりも視聴率至上主義の傾向が強い。数字が悪ければ、有働体制を1年我慢できないかもしれない。2005年には、『ニュースステーション』以来のテレビレギュラーとなる久米宏さんを、当時の超人気アイドルである松浦亜弥とともに日曜夜8時の『A』の司会に抜擢。始まる前は大きな話題になりましたが、番組は視聴率1ケタを連発し、わずか2か月で終了になりました。
決して有働さんの能力が低いわけではない。今からでも遅くないので、番組に若い女性をサブキャスターとして置くと、だいぶ数字も変わると思います」
まだ番組は始まったばかり。これから日テレと有働アナが底力を見せることはできるか。