その電撃引退表明から、わずか1か月で別れを選んだ2人。結婚生活が始まったのは、1995年のことだった。

 前年には、兄である3代目・若乃花(現・花田虎上氏)が日本航空のCAだった美恵子さんと結婚していた。現役時代は「角界のプリンス」と呼ばれた父・二子山親方のもとで、兄弟は揃って横綱に昇進。まさに“角界のサラブレッド一家”の中心に2人はいた。

「景子さんはフジテレビのアナウンサー時代から、面倒見と仕切りがよくて“チーママ景子”と呼ばれていた。結婚当初から、相撲部屋の女将さんはピッタリの役回りに見えた。小さな差し入れでも礼状を欠かさないし、パーティーの挨拶も完璧。貴乃花親方の評価を高め、理事長候補にまで押し上げたのは景子さんですよ。親方の大阪場所部長時代に好評を博した、着物デーやサイン会などのファンサービスを発案したのは景子さんだった」(前出の支援者)

 貴乃花親方が一門を超えた親方衆を集結しようと動いた際には、景子さんが陰から支えた。

「かつて大鵬親方の女将さんが同じ一門の女将さんを集めて新弟子の扱いなどの勉強会をしたことに倣って、一門を超えて貴乃花親方を支援する親方衆の女将さんの集まりを催していた。景子さん自身、理事長夫人という“角界のファーストレディ”を目指す考えがあったのは間違いないでしょう」(同前)

 ただ、後ろ盾となっていた北の湖理事長が2015年11月に急死し、貴乃花親方が掲げていた協会改革の実現が厳しくなった頃から、様相は少しずつ変わった。

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