【あなたの家計診断】
まず、あなたが薬局でもらう「調剤明細書」に「地域支援体制加算」という文字があり35点となっていますか? 実は、これも「妊婦加算」と同じ4月から導入されたもので、薬局によって取るところと取らないところに分かれているのです。
取られるところは主に病院に隣接したような薬局の場合が多く、全国チェーンのドラッグストアなどでは取られないことが多いのです。ちなみに、医療費で「1点」は「10円」を意味しています。つまり、薬をどこでもらうのかの違いだけで、毎回、350円も変わってくるわけです。
また、薬局でもらえる「お薬手帳」は、当然、忘れずに使っていますよね? 基本的に、もし薬局で「お薬手帳」を忘れてしまうと、毎回120円が多く取られることになってしまうからです。では、ここで「問題」です。
平日は仕事の会社員は、なかなか平日に病院に行けないため、土曜日のお昼までやっている病院は割と混むことになります。ただ、一般的な病院の場合は、12時半に受付終了をしてしまうところが多いようです。
さて、この場合は、病院に何時に行って、何時に薬局に行くのが家計的に正解なのでしょうか?
とりあえず、せっかくの土曜日なので、ゆっくりと寝て、受付終了までの12時20分までには病院に着けるようにする、のがよさそうでしょうか。そして、病院の混み具合にもよりますが、1時くらいに会計が終わって、そこから近くの薬局に行くのが普通の感覚なのかもしれないですね。
でも、ここの「ほんの数分間の違い」だけで、家計的に大きく損をしている場合が多いのです!
まず、病院は12時半まで受付をやっていますが、12時までに受付をしないと、自動的に50点が追加されて請求されているのです。
多くの病院では、診療時間内であっても平日は「朝8時前」や「18時以降」、土曜は「12時以降」、日曜・祝日は「終日」に受付をした患者は、「夜間・早朝等加算」として、初診でも再診でも、500円(※)は追加で払うことになっているのです。
※時間外(基本的に6時~8時、18時~22時)、深夜(22時~6時)、休日では料金が変わり、再診でも650円、1900円、4200円に。
つまり、少しゆっくりして、受付が1秒でも12時を過ぎてしまったら、診療明細書に自動的に50点が追加されているわけです。
では、今度は処方箋を持っていく薬局について、ですが、これも受付が1秒でも13時を過ぎてしまったら、「夜間・休日等加算」として自動的に40点が追加されて請求されているのです。