RG:バッファロー吾郎Aさん。イベントに出させてもらいました。吉本新喜劇にも出ていたので、小籔千豊さんにも「好きに色々やっていいよ」と言われて、やらせていただいて。その時にBARBEE BOYS(バービーボーイズ)のネタもできました。
海老蔵さんに似てるなと言ってくれたのはケンドーコバヤシさんです。ケンコバさんが何度もラジオに呼んでくれて、「あのあるある、あるんか?」って無茶ぶりをしてくれて、鍛えられたのはありますね。
――現在は逆転して、HGさんよりRGさんの方が、メディアの露出が高いですね。
RG:コンビは、どちらかが忙しい時期、充電の時期というのがあると思います。今はぼくがピンで出ることによって、「次はレイザーラモンのコンビで出してください」と言えますし。どっちかが出ていれば、引っ張りあげられるな、という気持ちでやっています。
ぼくがいない間は、HGは体鍛えてボディビルで優勝しましたしね。お互いの趣味を仕事にしつつ、レイザーラモンというコンビにフィードバックする、すごくいい関係です。コンビ仲もよくて、後輩たちがうらやましがる状況ですよ。オフでも、服の趣味が合うので、「このスニーカー出るよ」とか、情報交換をLINEでしています。
――コンビでも活動している?
RG:テレビではあまりコンビで出ていないんですけど、イベントでは2人の漫才が基盤です。ぼくらが最初に組んで取った賞が、『今宮こどもえびすマンザイ新人コンクール』の福笑い大賞でした。ダウンタウンさんやナイナイさんとかも出場した大会です。また漫才に戻ったので、中川家さんとかが「漫才頑張ってるな」と言ってくれるのが嬉しいです。
――HGさんの印象的なエピソードは?
RG:あいつが“ハードゲイ”というキャラを始めたのは、ケンコバさんの言葉がきっかけだったんです。HGは鍛えた体を見せたいがために、裸にベストを着ていて、「お前はハードゲイか」とケンコバさんに言われたんです。ハードゲイってなんや? とHGが調べて、ゲイの人たちに教えを乞うて、こういうのをやらせてもらいますとお知らせして。ひとつのキャラに対する、探究心と謙虚さと律義さ。それをぼくもやらなあかんなとずっと思っています。ハードゲイをふざけてやっていたのでは、日本を席巻することはなかったと思います。
――今後、2人でやりたいことは?
RG:漫才の大会で優勝したいです。M1はコンビ結成15年以内でないと出られないので、ぼくらは出場資格がないんです。なので、関西の上方漫才大賞のような、名のある漫才大賞を獲れたらうれしいですね。
【レイザーラモンRG】
1974年6月8日生まれ、熊本県出身。同志社プロレス同盟にいたレイザーラモンHGと出会い、1997年にお笑いコンビ「レイザーラモン」を結成する。2006年からはプロレス団体「ハッスル」に参戦。今年6月にファーストシングル『いただきます』をリリース。9月に『あるある黙示録』(双葉社)上梓。