芸能

遠藤憲一「作品に携わっている“その時”が喜びの最高潮」

テレビにCMに引っ張りだこの遠藤憲一

「いましゃがんでいるから、ここからこんなふうに寝転んでみようか」
「ここで撮るんだ。おもしろいね、この木材に腰かけてみる?」

 撮影中、カメラマンのリクエストに応えながら、閃いたアイデアを気さくに話しかける遠藤憲一(57)。根からの職人気質なのだろう。あれこれと言葉を交わしながらカメラに向き合う表情は、実に生き生きとしている。

 そんな遠藤が、現場では常に創作意欲で満たされていたと充実した面持ちで語るのが、放送中のドラマパラビ『さすらい温泉 遠藤憲一』(テレビ東京)。

「女性と巡る温泉紹介をバラエティ仕立てにして、ドキュメンタリー要素として素の遠藤憲一を織り交ぜていきたいとお話をいただいたんです。といっても僕は芸人さんじゃないから、素でバラエティ感を出すのはむずかしいかな、と。そこで仲居の役を演じるのも好きだし、ドラマ仕立てにしてはどうですかということでプロデューサーや脚本家などとアイデアを出し合いながら、虚実織り交ぜたドラマを作り上げていきました。第一湯で♪草津よいと~こ~♪と歌ってみたら“それ毎回やりましょう”と監督が気に入って各地でご当地ソングを歌うことになるなど、細部までみんなで話しながら作っていく作業が本当に楽しかった」

 俳優の遠藤憲一が引退する──そんな衝撃的な噂を追うと、なぜか遠藤が温泉宿で男仲居として働く姿をカメラは目撃する。仲居名は「中井田健一」。彼は全国の名湯をさすらいながらワケありの美女と出会い、湯にも彼女たちの人生にもしっぽり浸かっていく。

「引退の真相を探るなか、中学時代の友達や近所のやきとり屋さんや床屋さん、事務所スタッフなど親しい人が出てきて、思い思いに証言します。そこもリアルで、台本なしにモロ普段の俺を語っているんです(照れ笑い)。芝居ではともさかりえさん扮する同僚の仲居や山口紗弥加さん扮する官能小説家など、温泉地ごとに登場するマドンナのために毎回一肌脱ぎ、歌ったり踊ったりコスプレや漫才をしたりと(笑い)、スリリングな挑戦の連続でした」

関連記事

トピックス

デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
【白鵬氏が九州場所に姿を見せるのか】元弟子の草野が「義ノ富士」に改名し、「鵬」よりも「富士」を選んだことに危機感を抱いた可能性 「協会幹部は朝青龍の前例もあるだけにピリピリムード」と関係者
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
部下と“ホテル密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト/目撃者提供)
《前橋・小川市長が出直し選挙での「出馬」を明言》「ベッドは使ってはいないですけど…」「これは許していただきたい」市長が市民対話会で釈明、市議らは辞職を勧告も 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン
維新に新たな公金還流疑惑(左から吉村洋文・代表、藤田文武・共同代表/時事通信フォト)
【スクープ!新たな公金還流疑惑】藤田文武・共同代表ほか「維新の会」議員が党広報局長の“身内のデザイン会社”に約948万円を支出、うち約310万円が公金 党本部は「還流にはあたらない」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《ほっそりスタイルに》“ラブホ通い詰め”報道の前橋・小川晶市長のSNSに“異変”…支援団体幹部は「俺はこれから逆襲すべきだと思ってる」
NEWSポストセブン
東京・国立駅
《積水10億円解体マンションがついに更地に》現場責任者が“涙ながらの謝罪行脚” 解体の裏側と住民たちの本音「いつできるんだろうね」と楽しみにしていたくらい
NEWSポストセブン
今季のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に満票で選出され史上初の快挙を成し遂げた大谷翔平、妻の真美子さん(時事通信フォト)
《なぜ真美子さんにキスしないのか》大谷翔平、MVP受賞の瞬間に見せた動きに海外ファンが違和感を持つ理由【海外メディアが指摘】
NEWSポストセブン
柄本時生と前妻・入来茉里(左/公式YouTubeチャンネルより、右/Instagramより)
《さとうほなみと再婚》前妻・入来茉里は離婚後に卵子凍結を公表…柄本時生の活躍の裏で抱えていた“複雑な感情” 久々のグラビア挑戦の背景
NEWSポストセブン