「『おっさんずラブ』の成功を受けて、BL要素を取り入れるようにと上からお達しが出ています。『家売るオンナ』で、松田翔太(33才)と千葉雄大(29才)の間にそれらしき描写があるのもそのせいです」(テレビ局関係者)
ライバル局から狙い撃ちされている当のテレ朝は、新旧のスタイルが同居するという。
「局内は、『科捜研の女』や『相棒season17』(テレビ朝日系・水曜21時~)のような保守派と、『おっさんずラブ』のような新世代派に二分されています。あれだけ話題になった『おっさんずラブ』も、視聴率を信仰する保守派からは、“数字的には失敗”という扱いを受けています。ただしその評価には、プロデューサーがTBSの名プロデューサー・貴島誠一郎さんの娘・貴島彩理さんであることへの複雑な心境が表れているのかもしれません」(テレビ局関係者)
一方、高畑充希(27才)が新人刑事を演じる『メゾン・ド・ポリス』(TBS系・金曜22時~)は、“テレ東手法”で前評判を上回っている。
「正直あまり期待されていませんでしたが、警察を退職し、シェアハウスで暮らしているという設定の西島秀俊(47才)、小日向文世(65才)、野口五郎(62才)、角野卓造(70才)、近藤正臣(76才)の5人がいい。2017と2018年にヒットした『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系)のおじさんたちがわちゃわちゃする感じを出していてうまい作りです」(別のテレビ局関係者)
不変のドラマがあれば新しいドラマもあり、そして、時代に抗うドラマも。
「『後妻業』(フジテレビ系・火曜21時~)は、企画も演出もトレンディードラマで名を馳せた人たちが、そのノリで制作しています。主演も木村佳乃(42才)と木村多江(47才)のW木村で、往年のW浅野を彷彿とさせます。そのベタな路線がハマったのか、関西での視聴率は13%と上々、これから大化けする可能性が。大穴候補です」(ドラマ関係者)
※女性セブン2019年2月14日号